pikiParamConverterで初代ピクミンのパラメーターを編集する





~ファイルの準備~

「pikiParamConverter」をダウンロード

上記のURLからプログラムのダウンロードを完了させZIP圧縮ファイルの内容を任意の場所へ解凍しておく。
次に「GCRebuilder」などを使い、初代ピクミンのディスクイメージからデータを抽出。
手順1

「dataDir」にある「archives」フォルダを「pikiParamConverter」が解凍された場所に保存。

「bossesとtekiparaのARC解凍&BIN一括変換.bat」を実行しARCファイルからデータを解凍、
パラメーターが書き込まれたBINファイルのテキスト変換が行われる。

ここで失敗してしまった場合はフォルダの配置が上手く行われていない可能性があるので、
画像の通りにフォルダを配置してからもう一度実行しよう。
手順2

実行が正常に完了した場合は「archives」フォルダ内に「bosses」フォルダと
「tekipara」フォルダが作成されているはずである。
手順3




~パラメーターの編集~

まずは試しにミウリンのパラメーターファイルを編集してみよう。

「tekipara」内にある「miurin.PARAMinfo」を「メモ帳」で開く。
手順4

各データは16進数で編集する必要があることや、値があまりに大きすぎる
あるいは小さい値を入力するとそのデータは無効化されてしまうことに注意。
(値の限度はパラメーターに応じて異なるらしい。)

ミウリンのサイズを拡大したい場合は「PARAM_DATA33」の値を上げてみよう。
今回はテキトーに0x40100000と入力しておいた。
手順5

「PARAM_DATA36」では移動速度を変更できる。
手順6

もし、ミウリンを"怒らせたら気が済むまでどこまでも追い掛け回す"仕様に変更したいならば、
「PARAM_DATA38」を0x46000000、「PARAM_DATA39」は0x44000000、
そして「PARAM_DATA47」と「PARAM_DATA48」を0x50000000に変更してみよう。

変更が終わったら上書き保存を行い、
「bossesとtekiparaのARC作成&PARAMinfo一括変換.bat」を実行だ。

処理完了後、ディスクイメージ内の「bosses.arc」と「tekipara.arc」を書き換える。
手順7
手順8

無事に書き換えが済んだならば後は反映をゲーム内にて確認すればよい。




するとこのように、ミウリンが巨大化且つ攻撃を与えたらどこまでも追いかける仕様となっている。
後は、ここまでの方法を応用して編集を行い自由に楽しんでみるとよいだろう。

~パラメーターファイルリスト(tekipara)~
・・・名称・・・ ・・・ファイル名・・・
フタクチドックリ beatle
チビクマ chappb
コチャッピー chappy
パンモドキ collec
ドドロ dororo
イモガエル frog
マロガエル frow
間欠炎 hibaA
パンモドキの巣 hollec
名称不明 iwagen
ゴロゴロ岩 iwagon
ウジンコ♀ kabekuiA
ウジンコ♂ kabekuiB
トビンコ kabekuiC
ボケナメコ kinoko
フーセンドックリ mar
ミウリン miurin
ダンゴナマズ namazu
サライムシ napkid
オタマ otama
palm
pearl
ピキマキ qurione
rocpe
shell
クマチャッピー swallob
チャッピー swallow
ドドロの卵 tamago
ブタドックリ tank
名称不明 usuba
不明 mizigen







~プログラムの仕様・注意点~

・{"をパラメーターデータの開始、"}をデータの終わりとして判定している。

・PARAM_DATA群を一行でも消すとゲーム内での読み込み時にフリーズしてしまう可能性がある。

・bosses内のparamを編集する際は「s00」といったデータには手を加えないこと。
(ゲーム開始時にフリーズする恐れがある。)